「♀観察手帳その2」

その女は自転車でやってきた。
時間は午前9時45分。自転車の後ろには幼稚園の制服を着た女の子が乗っている。
私が絶句してしまったのは、そのずごさだ。物書きのくせして「そのすごさ」などという抽象的な
表現は悲しすぎるが、他の言葉が見つからないのだ。
おそらく寝坊して、とるものもとりあえず、子供に制服だけを着させ自転車に飛び乗ったのだろう。
髪の毛は原爆の被災地状態。顔に炭をぬれば「ドリフ大爆笑」の爆発コントだ。そして前傾姿勢
になり、競輪のゴール前のような形相で迫ってくるのだ。
私が注目したのは服装だ。スエットの上下。これはパジャマではないのか。
購入したときよりかなり太ったらしく、ピッチピチなのだ。なんだか服がかわいそう。
乳房がユサユサ揺れているが、牛を見ているのと同じ感覚で欲情のかけらもない。
圧巻だったのは彼女が通りすぎていった後姿。子供がいたから一瞬しか見えなかったのだが、
ピッチピチのスエットのパンツがズリ下がって「半ケツ」が見えているではないか。
私はそれを見て、なぜか日本海に異常発生した「越前クラゲ」を思い出してしまった。
まだ30歳くらいだとは思うが「女捨ててます」指数は満点に近い。
問題なのは、こいつの亭主だ。まさかこいつとSEXはできまい。まあ、このオンナとヤレれば
風俗店で、どんな化け物が出てきたとしても「チェンジ」する必要がないので気楽だろうが。
もっと恐ろしいのは、このオンナに自覚症状がなく、夜な夜な夫に求めてきたらだ。
なんで俺がこんな心配をせにゃならんのだ。
充実した性生活を送っているかもしれないのに。
弾丸のように走る自転車は、瞬く間に私の視界から消えていった。
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by hatakeng | 2006-04-16 15:09 | オンナ


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